「季節と生きる」『日本文化を生きる』Vol.3 代表 木下勝博

木下着物研究所 代表 の木下勝博です。
今回は「季節と生きる」というテーマを取り上げたいと思います。

私自身は着物・和装生活が昨年で20年を越えました。着物生活になったことで一番変わったのは、天気や季節をとても意識するようになったことかも知れません。

洋服生活においては、日々の寒さや暑さに合わせて服を選んでいましたが、着物生活になりより日々の天気や気温を気にしたり、季節の変わり目には「衣替え」も意識するようになりました。

雨の日はできるだけ正絹の着物は着ないようにしたり、寒い季節でも気温が上がるときは内側の下着で調整したり、日々の天気や気候をちぇするようになりました。

昨今の温暖化もありますが、毎年のように異常気象というようなことが報道されますよね。桜前線が例年に比べて早いとか遅いというように言われます。

着物生活をしていると、実は現代の新暦で考えるよりも、旧暦で季節を捉えた方がしっくりくる場面が少なくありません。

例えば、昨秋は暑かったのですが、昨年は旧暦では6月と閏6月と2ヶ月続いたことで、旧暦で考える夏は4、5、6、閏6月と4ヶ月ありました。その分、夏が長く秋が遅かったと言えます。

その影響もあり、そのまま新暦と旧暦は昨年より半月ほどずれこんでいることもあり、今年は春が遅い気がします。庭先の草花が例年よりも遅い気がします。

【バックナンバー】
「生活の中の和」『日本文化を生きる』Vol.2
「初めての体験」『日本文化を生きる』Vol.1