付下小紋 【唐松】ご紹介させていただきます。
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一枚でセミフォーマルからカジュアルまで着られる着物があったらいいなと思ったことはありませんか?
「煌めきの付下小紋 唐松」は、付下と小紋の両方の要素を併せ持つ着物です。お仕立ての仕方で印象が変わり、袋帯を合わせるなどコーディネートによりセミフォーマル用としても、名古屋帯を合わせておしゃれ着としても着用することができる着物です。
付下小紋とは?
付下はあらかじめ生地を裁断する箇所を決めておき、柄を配置してゆきます。小紋は裁断する場所はあらかじめ決まっていません。 付下小紋(つけさげこもん)は、小紋の延長線上に位置づけられますが、あらかじめ肩山や袖山などを裁断する箇所を決めて作られるものを指します。
※「付下」は現代では訪問着の略式と位置付けられ、セミフォーマルのシーンに着用されます。「小紋」はおしゃれ着として着用されます。
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今回、着物を制作するにあたって、"煌めきのキラキラ"のバランスを熟考致しました。
地色はシックな色合いですが、柄の大きさ、そして煌めき具合のバランスが、地味派手な、都会的で上品な着物に上がりました。京都の職人さんによる丁寧な染めが奥行きを感じさせるそんな商品になっています。
この着物を制作する段階で、3つのポイントをより意識しました。
・柄行きの大きさと煌めきのバランス
・現代の生活様式にあった柄位置と仕立て
・洋装のシーンの中でも浮かない上質感のある着物
【柄行きの大きさと煌めきのバランス】
個性があるけれど、紅衣らしくコーディネートもしやすい小紋…ここ数年企画を温め続け、やっと形にすることができました。
ちょっと他では見ないくらいの大きなインパクトのある古典紋様の唐松(からまつ)。
その唐松の柄を、煌めきのキラキラで表現しました。
紅衣の着物としては、珍しく大きめの柄で華やかさもありつつ、銀で表現される松の葉の一本一本が繊細な線のため、離れてみると不思議とシンプルで過度に華美ではありません。
写真では伝わりづらいのですが、実際に着用している姿をみると、見る方が目線が動くことにより絶妙にキラキラと光沢感を放ちます(動画だと少しは伝わるでしょうか?)。
この着物を直接ご覧になった皆様は「刺繍だと思った」ようです。
大きい柄でも繊細な線で松葉で表現され、その松葉が見る角度により煌めく...これは着物が主役ではなく、着用される方を最大限に引き立てるためのバランスがある着物なのです。
【現代の生活様式に合った柄位置と仕立て】
こちらの着物は左胸には大きな柄がくるようにお仕立てをいたします。
一般的な訪問着や付下と同様に左胸に柄があると、やはりエレガントです。
また、現代はテーブルに座る機会が多いことを考えると、上半身の柄行きってとっても大切なので、そこを意識したデザインとなってます。
なお、以下の2種類のお仕立てがお選び頂けます。
お仕立①華やか
上半身の左右に大きな唐松、後に小さな唐松が来ることでより華やかさが増します。
[下前/右側(写真で向かって左側):大きな唐松。背中/右肩:小さな唐松]
お仕立②シック
[下前/右側(写真で向かって左側):小さな唐松。背中の上部には柄なし]
※①②共に上前/左側(向かって右側)には大きな柄が来ます。左右の袖の柄も共通です。
※画像最後の2枚でイメージでご説明していますので、ご希望があればお知らせくださいませ。お悩みの場合は、ご注文後にご相談させて頂きます。
【洋装のシーンの中でも浮かない上質感のある着物】
着物を着ていると必要以上にフォーマル感が出てしまう...ってことありますよね
洋装のシーンでは、フォーマルもシックな方が多い現代。色柄が多彩な華やかな着物も楽しいですが、悪目立ちせず、でも適度な華やかさも欲しいもの。
「煌めきの付下小紋 唐松」は文字通り、シックだけれど上質な顔写りの良い生地(※)に古典紋様である唐松を銀で配置することで「煌めき」のある着物に仕上がっています。
(※美人色無地と同じ美人オリジナル白生地を使用しています)
色々と難しいことをお伝えして来ましたが、「煌めきの付下小紋」の魅力を感じていただけたでしょうか?
小紋として考えると決してお安くはありませんが、このレベルの付下として考えるとリーズナブルだと考えています。
この着物があなたのワードローブに加わったら、見るだけでも幸せに、着たらもっと着物を好きになる、そんな1枚になると思います。是非ご検討くださいませ!
◾️色
地色は濁りのない紺です。
紺は緑みを含んでいる色合いも多い中、本当に濁りのない色を目指して作りました。
エレガントで、それでいてクールな印象に。
唐松の部分は、煌めきのある銀色の染料を使用しています。
◾️柄行きについて
唐松の文様です。
松葉が放射状に開いて、”鞠”のような形に見える文様。
オリジナルでデザインをしたものを京都で型染めして頂いています。
◾️仕立ての柄行きについて
以下の2種類のお仕立てがお選び頂けます。
お仕立①華やか
上半身の左右に大きな唐松、後に小さな唐松が来ることでより華やかさが増します。
[下前/右側(写真で向かって左側):大きな唐松。背中/右肩:小さな唐松]
お仕立②シック
[下前/右側(写真で向かって左側):小さな唐松。背中の上部には柄なし]
※①②共に上前/左側(向かって右側)には大きな柄が来ます。左右の袖の柄も共通です。
※画像最後の2枚でイメージでご説明していますので、ご希望馬あればお知らせくださいませ。お悩みの場合は、ご注文後にご相談させて頂きます。
◾️素材について
表の生地、裏の生地共に絹100%の素材です。
◾️生地の地紋(地の柄)
美人色無地と同じ生地を使用しております。
唐草紋様です。
光沢感があり、柄のおかげで全体的に光沢感のある生地です。
シワもさほど目立ちにくい生地でもあります。
◾️仕立てについて
国内手縫いでお仕立てします。
こちらの着物は袷仕立て(裏生地あり)か、単衣仕立てのどちらかに対応可能です。
盛夏にご着用できる着物ではありません。
もし盛夏にお召しになりたいようでしたら、別途生地の手配も可能ですので、お申し付けくださいませ。
身長が168センチ前後くらいまでのお客様は女将紅子に近い柄行きで出せると思いますが、それ以上の方は、ご相談くださいませ。
裄が割り振りのバランスにもよりますが、72センチ前後くらいまで対応可能です。
※反物の幅が約38センチです。
納期:1ヶ月半くらい
※タイミングによってご相談させて頂きます。
大型連休を挟む場合、納期はもう少しお時間を頂戴します。
・ご購入に際してのお願い
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