今回は、人気の憧れの白い夏帯!紅衣オリジナルの使いやすくシンプルな小菱紋紗名古屋帯に暈し染めを施しまして、ご紹介させて頂きます。
コーディネートしやすく、見た目の清涼感ありつつ、コーディネートも楽しい、遊び心もある、そんな帯を作成しました。
ちょっと大人っぽい赤濃淡と、涼やかな青濃淡の2種類ご用意いたしました。
ポイントにはなりますが、暈しですのでコーディネートのしやすさは抜群!
コーディネートの幅広さは白い紋紗の名古屋帯に軍配が上がりますが、
暈しはおしゃれ度がグッと上がります。
この帯は、白い紋紗の名古屋帯と同様に以下のポイントがです。
①シンプルさ
②体感と見た目の涼しさ
③着用期間
①シンプルさ
つまりは、寄り添い力が高い帯ということです。
夏帯は、とにかく清涼感あふれるものを使いたくなります。
暑くなってくるとついつい手が伸びるそんな帯が夏帯です。
数はいらないけれど、1本欲しいな、シンプルな夏帯が欲しいけどオシャレなものが欲しいな。。。そんな方にぴったりな名古屋帯です。
洋服の世界とは異なり、着物の世界は総合ブランドというものがほとんどありません。着物は着物メーカー、帯は帯メーカーが作るため、コーディネートにこだわったモノづくりがされていないのが現状。
それゆえ、単品では素敵なものも、コーディネートしてみると何だか華美だったり、色柄が多すぎると感じることもしばしばです。
さて、この帯は暈しの技法を用いており、おしゃれですが本当にシンプル。
シンプルさというのは、着物や帯締、帯揚を合わせたときに様々な演出ができるコーディネートを楽しめるものです。
その日の気分、なりたいイメージは、着物や小物で演出できるもの。
実はこのシンプルさが言わば「寄り添い力」がとても強く着物やコーディネートを引き立ててくれる帯なのです。
②体感と見た目の涼しさ
ご着用者さま、周りの方、両方にとって涼しく軽やかです!
まずは体感の涼しさからご説明します。
帯地は紗の生地。
夏帯は、紗、絽、羅という、織り方をしています。織り方は「からみ織り」とも言われます。
糸がしっかり絡み合うことで、目があいていても糸がズレる事が無いのです。
シンプルで小さい菱柄の地紋です。
からみ織りにした織物である紗の生地に、地紋(柄)を織り出しているので、紋紗です。
紗は透ける生地部分と、平織りの透けない部分の組み合わせで文様を織り出しています。
軽くて薄く、透け目があるので通気性も◎
着用者としての涼しさは織り方に理由があります。
続きまして、見た目の涼しさについてご説明します。
清涼感を出したかったので、透けて見える芯の色も敢えて白ベースですが、よりお洒落な雰囲気を演出できるように銀ちらしをセレクト。
芯の色を変えたら、雰囲気も変わりますが、コーディネートのしやすさ、そして清涼感を重視にしてみました。
目が開いているものは、透け感があり、具体的な涼しさも産みますが、その透け感がやはり見た目も涼しげですね。
なお、こちらは九寸名古屋帯で中に芯を入れています。芯の色は少しキラッとしている銀ちらしを使用しています。写真ではほとんど写っておりませんが、紗のスキマから控え目ながらもキラッとした光沢感が見えます!
③着用期間
こちらは春単衣〜盛夏〜秋単衣の期間限定の帯です。
1年中締められる帯には出せない季節感があり、それも魅力の一つです。
以前は紗の生地は7〜8月の盛夏のシーズンのみ、と言われていた時代もありましたが、昨今の気候変動によ理、紗の生地も一般的に言われる単衣のシーズン(春は6月、秋は9月)にも締めていただけるものとしてご紹介するようになって来ています。
※地域にもよりますが、「夏日」(=最高気温が25度)以上が目安と考えています。
季節限定のものだからこそ、その中で少しでも長くご愛用いただけるものが嬉しいですよね。
【暈しの効用】
少しおしゃれ感や、色合いをプラスしたいという声もいただきまして、
赤濃淡、青濃淡(別ページでご紹介)を今回ご用意しました。
暈しというのは、ポイントになりますが、同系色の濃淡で表現しており、用いられている色は多くありません。
ですので、思ったよりコーディネートしやすい、そんな技法になります。
赤濃淡は、青濃淡と比較しますとより季節長くお使いいただけますでしょうか。
薄い色合いの小物を合わせるとよりリゾート感が増し、夏本番にぴったり。
少し過ぎゆく夏を帯の色合いで演出できます。
■着用の時期
春単衣(6月)・盛夏(7〜8月)・秋単衣(9月)の3シーズンご着用いただけます。
※地域にもよりますが、「夏日」(=最高気温が25度)以上が目安と考えています。
色合い的には、地域や気温にもよりますが、9月後半くらいが一つの目安になると思います。
■素材
絹100%
■サイズ
仕立て前
幅36㎝(最大値)
長さ約5m
※帯の仕様は九寸名古屋帯です。
お仕立て後のおおよそのサイズ
手の部分の幅約16㎝
お太鼓の幅約30.5㎝
長さ3m75㎝前後
(一般的なご寸法)
■仕立てについて
こちらのご料金には、国内ミシンでのお仕立て代も含まれます。
手縫い等ご希望の場合はオプションにてお選びいただけます。
九寸名古屋帯ですので、一般的には名古屋仕立てにて仕立てます。
今回は名古屋帯仕立てを推奨しておりますが、お好みもあるかと思いますので、別途ご相談お受けいたします。
仕立て方により以下のような違いがございます。
①名古屋帯仕立て(お腹に巻くところが全てかがってあります。九寸名古屋帯はほぼこの仕立て方です。)
②開き(平)仕立て(手先からたれ先まで全て同じ幅の状態です。)
→この方法の場合、裏地が別途必要(木綿素材)になりご料金も別途頂戴いたします。
基本は名古屋帯仕立て、ミシン仕立てで、一般的な芯の固さにてお仕立てします。
芯の色は少しキラッとしている銀ちらしを標準にしております。
芯の固さは、織りの帯ですので、一般的な固さを推奨しています。
ご希望がございましたら、ご遠慮なくお申し付けくださいませ。
お仕立ての方法にお迷いでしたら、メールにてご相談お受けいたします。
どうぞお気軽にご相談くださいませ。
■ガード加工について
お好みにはなりますが、ガード加工をお勧めしております。
■納期について
ご注文いただきましてから仕立てに入ります。
納期は以下の通りです。
・お仕立てのみ :約1ヶ月前後
・ガード加工とお仕立て :約1ヶ月半前後
※お使いのモニターの発色具合によって、実際のものと色が異なる場合がございます。
・ご購入に際してのお願い
PC等のアドレスを推奨しておりますが、携帯のメールアドレスをご登録いただく際は必ず以下のメールが受信できるように設定をお願いいたします。設定できておりませんとご購入確認や、発送のお知らせなどのメールがお受け取りいただけないことがございます。
cs@kinoshitakimono.com