紅衣 KURENAI では、毎年オリジナルの浴衣をご紹介しております。こちらは「椿障子」です!
※4月開催の南青山SHOWROOMで多数のご注文を頂き、すでにごく少量の在庫となりました。
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新しい世界観の浴衣が欲しい!
女将紅子自身が今までとは少し異なるものが欲しいな!という気持ちあり、今年は少し今までにオリジナルでお作りしていないテイストの浴衣もご紹介します!!
こちらの浴衣は、クールで大人っぽいと、ドキッとするほどの良い意味で女性らしさを兼ね備えた浴衣となりました。
この浴衣、オススメの理由は大きく分けて2つあります。
◾️オススメの理由
①大丈夫という安心感
着物好きな方が浴衣になかなか手が伸びない理由長い期間お召しになられたい、今年の気分で買っても大丈夫?
大胆でモダンな印象かと思いますが、こちらは染め屋さんの資料の中にあった古いヴィンテージ柄を見つけ出し、そちらをベースに紅衣オリジナルとしてアレンジ!そして、新たに型を起こして染めました。
モダンに見えますが、椿と障子という古典をモチーフにした柄行きです。モダン×古典の組み合わせですね。
洋服の世界に比べ、着物はとても生産量が少ない小ロット生産です。この浴衣だって、今回ご用意したのは数反のみ。
ピンときたのならば、ご縁なのだと思う感じる所以は、生産量の少なさによるところも多いと思います。
②欲張りな心を満たす
せっかくなら浴衣としても、着物としても着たい!と思いませんか?
浴衣として浴衣らしく着たい!という商品もありますが、こちらの浴衣は、大胆や柄行きですが、色を抑えていることもあり、浴衣としても着物としても着ることのできる柄、それから素材です。
ちょっと寄り気味の画像をご覧いただくとお分かりになられると思いますが、生地の地紋に縞が配されていいます。生地にニュアンス、つまり表情があります。
衿なしで半幅で浴衣スタイルに、
衿を付けて、ちょっと個性的にお太鼓を締めて着物スタイルに、
お気に召すまま、スタイルを楽しんでいただけます。
浴衣なら一般的には7、8月(お祭りなどのイベントコスチュームなどはシーンによって、多少前後あります)
着物としてなら、気温にもよりますが25度くらいを1つの目安としています。
◾️浴衣の技法
今回のお品は、抜染(ばっせん)という技法を使った浴衣です。
抜染とは、色を抜く技法です。
縞柄の生地を先に濃色で染め、柄の部分の色を抜き、染色する方法です。
通常の注染は、染めたい部分に染料を注いで染めてまいります。
今回のこの浴衣の染めの技法は、先述のように縞柄の反物を濃色で染め、そこに注染の技法で、染料ではなく抜染して染めていきます。
クリームに見える部分は、その抜染した後の地色そのままでございます。
そして、最後に真紅の色合いをポイントで挿しております。
注染は、裏も面も同様に染まっているので、柄がくっきり見えます。
風が強くて、着物が少し翻った際の裏にも柄がしっかり入っていて、あらおしゃれ!
手仕事なので、エッジや線にゆらぎがあり、なんとも言えない柔らかさが一番の魅力なように思います。
注染という技法ゆえ、現代のインクジェット染色などに比べると、染色のゆらぎなどある場合がありますが、こちらは職人さんの手作業だからこそ!むしろ、愛おしくなる個性です。
◾️柄について
「夏に椿?」と思われた方、いらっしゃると思います。
椿の花は、美しい状態のままポトリと落ちることから、好んだ歌舞伎役者さんも多かったとか。
その美しさと樹齢が長いことから、古来より縁起の良い花としても伝えられてきました。
実は木下着物研究所には、数本の椿があり、また、研究所のある築100年の古民家の障子窓をイメージしています。
また、着物を着られる方の中には茶道をされるも少なくありません。女将も代表も椿を愛し、長年茶道を嗜んでいることから、ぜひ椿のない季節だからこそ、椿柄をご着用いただきたいという思いもございます。
大胆ですが、色を抑えており、引き算がされています。モダンに見えますが、実は古い紋様の復刻して型を作り直したものになりますので、現代の浴衣とは一線を画しています。
大人の浴衣は、コレコレ!という押さえるところを押さえた浴衣かと!
シックなだけでなく、女性らしさもきちんと表現してくれています。
◾️色について
鼠地にクリーム、そして真紅が配されいます。
この真紅の色合いが、なんとドラマティックなことでしょうか。
真紅の色のパワーがより際立つよう、真紅の色合いの分量が多くなりすぎないよう、どこまで引くのか、苦慮した部分でもあります。
お召しいただくと、赤が引き立ちます。
※お使いのモニターと発色具合によって、実際のものと色が異なる場合がございます。
◾️生地について
綿100%の節感のある生地を使用しています。温泉地の宿で備え付けてある浴衣のように目が詰まった生地ではなく、肌あたりもよくサラッとご着用頂けます。高級感のある素材感から襦袢を下に着ることで着物としてもご着用頂けます。
※生地の拡大写真(生地を波状にしてある)をご参照ください。
◾️商品サイズ
幅 : 38センチ
(おおよそ裄の長さ(腕の長さ)は他の寸法とのバランスにもよりますが、70センチくらいまでは対応可能です。あくまでもバランスによります。)
長さ: 12.5メートル
◾️素材
綿100%
◾️仕立てについて
こちらのご料金には、お仕立て代含めて、以下のものが含まれます。
・水通し
・国内ミシン仕立てか手縫い仕立てをお選びいただきます。
オススメは手縫い仕立てです。
・衿 広衿でもばち衿でも対応可。
衿裏の素材は木綿/ポリエステル/麻のものをお選びいただきます。
・ご希望の場合居敷当は白い別布をお付けします。
■納期
ご注文いただきましてから仕立てに入ります。
納期は以下の通りです。
約1ヶ月半〜約2ヶ月程度
・予定よりも早めに仕上がりました場合には、そのぶん早くお納めさせていただく予定です。
※反物のみの販売も承ります。
お問い合わせからご連絡くださいませ。
※帯や小物のコーディネートも承ります。
お気軽にお申し付けくださいませ。
※写真の帯や小物はご料金には含まれません。
■お手入れ等について
・手作業による技法で染めておりますので、独特の濃淡がございます。
・熱、水分、汗、摩擦によって色落ちの可能性がございます。
お洗濯につきまして
・着物を扱い慣れたクリーニング店へご相談していただくか、ご自宅でのお洗濯にてお願い致します。
・ご自宅でお洗濯される場合は、漂白剤を避け、中性洗剤を使用し、冷水での押し洗いを推奨します。多少の色落ちの可能性がございますので、単体でのお洗濯をしてください。
・洗濯機を使う場合は、浴衣を仕舞うように畳んでいただき、洗濯ネットに入れていただき、手洗いコースでお願いします。
・脱水は、浴衣を二つ折りにした状態でバスタオルに挟んでいただき、クルクルと巻くようにして、水分をタオルで吸い取ってくただくとしわがよりづらくてお勧めです。
・乾燥は、手で形を整えた後、必ず陰干ししてください。
・乾燥機のご使用はお避けください。
・ご購入に際してのお願い
PC等のアドレスを推奨しておりますが、携帯のメールアドレスをご登録いただく際は必ず以下のメールが受信できるように設定をお願いいたします。設定できておりませんとご購入確認や、発送のお知らせなどのメールがお受け取りいただけないことがございます。
cs@kinoshitakimono.com