【残わずか】オシャレ番長の染め名古屋帯/九寸 しけ引きと刺繍の融合 漆黒色 [紅衣オリジナル]

¥176,000

税込

量:






織りの帯が多かった女将の紅子が、急に目覚めた染めの名古屋帯。
様々な染めの帯が世の中には存在しています。
季節のモチーフや型染めももちろんステキ。
でももっと紅衣 KURENAI らしい名古屋帯が欲しい!
どんなことが出来るのか、試行錯誤しながら作り上げた帯です。

手仕事の美しさそのもの。
これ以上の引き算はできない、究極の美だと思います。
女将紅子も愛用しておりますが、紅衣 KURENAI の中ではとても人気のある定番の名古屋帯です。


この帯の魅力についていくつかご紹介してゆきましょう。
シンプルに申せば
塩梅の良さ、染めと刺繍の融合がこの帯の良さです。

手仕事のニュアンスのある、職人さんの手仕事であること
紅衣 KURENAI らしく、シャープなものであること
締めるタイミングを迷わない具象柄でないこと
この3つを必ず押さえた商品が欲しいと、スタートしたがこの企画。
刷毛の動きや偶然の美を意識して、このしけ引きの帯を作成しました。


しけ引きとは、刷毛を使った技法のことを表します。
櫛状のしけ刷毛を用いて、染料を染料を引いて染める、京友禅の手描き染め技法の一種です。

しけ引きは、色の濃淡や線の太さ細さに独特の味があります。

1本の線に見えますが、実は何度も手を止めて、染料を足して染めていますが、継いだ部分が全く分かりません。これこそが職人の技です。

基本的に我々は、シンプルなものが良いと思っていますが、やはり時々はエッジが効いたものが欲しくなります。
着物だってファッションだから、新しいものを纏いたくなります。
動きのありすぎる柄行きですと、着用シーンが限られる、
シンプル過ぎてもエッジを効かせたいという目的からは外れるし。。
モード感も欲しいところ。。。

通常商品開発するときには(一般的に)、
着物雑誌や、美術館の図録の柄をイメージソースに使用することが多いです。
しかし我々はあえてふわっとしたイメージを持ち、
出来る技法で、
表現できるものを模索してゆく、
この進め方が多いです。
この技法を見て、名古屋帯として商品化することにしました。

自然の美、偶然の面白さを意図としている商品ではありますが、
しけ引きの分量、線のおおよその幅、タッチの柔らかさや硬さなど、かなりの数のやりとりの末に生まれた商品です。

ファッション的な感覚で、
シンプルですが、シンプルすぎず、
ちょっとエッジも効いていて、モード感もある帯に、
でも、手仕事のしけ引きがちょうど良い塩梅!
手仕事が産む偶然の美しさの持つ柔らかさが、クールすぎて冷たい印象にならないよう、良き塩梅でバランスを取ってくれていいます。

染めと刺繍の融合もこの帯も魅力。
当初、染めのみで表現するつもりでしたが、ちょっとだけ刺繍を入れたら、もっと良くなる!!と確信して、刺繍の職人さんに帯を持ってご相談へ。
潔く、お太鼓部分だけラインのみ少し入れた方が、染めも刺繍も引き立つ!というお話に。
潔く、お太鼓の部分にのみ 「マツイ縫い」という技法を取り入れて刺繍を施しています。


商品を作る時にとても大切にしている視点があります。
それは、削ぎ落としてゆくこと。
プラスしてゆくことの方が割合簡単。
削ぎ落としてマイナスしてゆくのは、葛藤との戦い。
これ以上マイナスすると、寂しくならないか、地味にならないか、素敵さが伝わらないのではないか…
しかしながら、マイナスしてゆくことにより、選んでいただいた方はご自分らしいコーディネートがしやすくなります。
製品としては、もちろん100%出来上がっているものですが、コーディネートの感覚としては、80%くらいの感覚で押さえておきたい。残りの20%は、選んでいただいた方に決めていただき、よりその方らしいコーディネートにしていただければと思っています。


シンプルに出来上がった商品は、実は2種類に分かれます。
素敵に見えるものと、
地味に見えるものと。

この違いは、素材のよさ、手仕事のクオリティーに寄ります。
シンプルでも地味に見えないものは、素材が良く、手仕事のクオリティーが高いもの。
シンプルでも負けない力強さがそこにはあるからです。

色は帯揚げをいつも染めてくださる職人さんに、
刺繍は江戸刺繍の職人さんにお願いしました。
シンプルだからこそ、技量が透けてみえてしまいます。

我々が思い切って商品で引き算できるのは、
帯の生地のクオリティー、
染めと刺繍の職人さんの技術力のおかげです。

柄数が少ないシンプルさ、、、このような帯が実はあまりない理由はここにあると思います。

こんな潔い帯、なかなかありません。
シンプルモダン、申し上げると一言ですが、職人の技量あってこその帯が出来上がりました。

削ぎ落としたシンプルさが信条の帯。
究極の美、それから、引き算しても負けない手仕事の力強さを是非感じていただきたいと思います。

※しけ引きは刷毛により職人の手作業で行われるため、染め上がりの様子は個体差がございます。

◾️色について
こちらは漆黒色(しっこくいろ)
黒漆(くろうるし)を塗った漆器のような、深く艶のある黒色をイメージしました。
着物では純粋に真っ黒はあまり使われませんが、ファッションの感覚から致しますと、黒ってすごく使いやすく、コーディネートをまとめてくれる力のある色です。
ぜひお洋服感覚のコーディネートを楽しんでください。
小物は大概、なんでものります!!

※お使いのモニターの発色具合によって、実際のものと色が異なる場合がございます。

■素材
絹100%

■サイズ
仕立て前
幅36㎝
長さ約5m
※帯の仕様は九寸名古屋帯です。

お仕立て後のおおよそのサイズ
幅30.5㎝
長さ3m 80㎝から85センチ前後(一般的な寸法)ですが、ご相談させていただきます。柄の位置は変わりませんが、長くお仕立てさせていただくことは可能です。

【帯の長さと縮みについて】
絹糸の性質上、また帯の製織技法上、経年により多少縮む可能性がございます。
また、ご希望の長さをお尋ね致してはおりますが、縮みを鑑みて多少長めに仕立てることもございます。
絹糸は天然素材で呼吸をしています。年間を通じて湿度の低い場所での保管をおすすめします。

また、お時間をいただけますと、お腹の柄位置も変更することができます。
お腹周りが少しふくよかな方、お持ちの帯で柄が思ったように出ない経験がおありだったりしませんか?調整可能ですので、お気軽にご相談くださいませ。

■お仕立て
こちらのご料金には、国内手縫いでのお仕立て代/中の芯代 も含まれます。
九寸名古屋帯ですので、一般的には名古屋仕立てにて仕立てます。
今回は名古屋帯仕立てを推奨しておりますが、お好みもあるかと思いますので、別途ご相談お受けいたします。仕立て方により以下のような違いがございます。

①名古屋帯仕立て(お腹に巻くところが全てかがってあります。染め帯などはほぼこの仕立て方です。)
画像13枚目14枚目の仕立て方です。

②開き(平)仕立て(手先からたれ先まで全て同じ幅の状態です。)
→この方法の場合、裏地が別途必要(木綿素材)になりご料金も別途8,000円頂戴いたします。

芯の固さ少し固めを推奨しています。一般的な固さをご希望の場合はご遠慮なくお申し付けくださいませ。

基本は名古屋帯仕立てで、少し固めの芯にてお仕立てします。
お迷いでしたら、メールにてご相談お受けいたします。どうぞお気軽にご相談くださいませ。

■納期について
納期は以下の通りです。

・お仕立て、ガード:約2ヶ月程度
※ガード不要の場合はもう少し短くなります。

※在庫分が完売となった場合には、受注生産となりお届けまで約4ヶ月〜4ヶ月半程度掛かります。

 

※お使いのモニターの発色具合によって、実際のものと色が異なる場合がございます。

・ご購入に際してのお願い
PC
等のアドレスを推奨しておりますが、携帯のメールアドレスをご登録いただく際は必ず以下のメールが受信できるように設定をお願いいたします。設定できておりませんとご購入確認や、発送のお知らせなどのメールがお受け取りいただけないことがございます。

cs@kinoshitakimono.com

ギフトサービスをご用意しております。オンラインストアにて販売中の組み合わせ以外にも、お客様のご要望に応じて、ギフトボックスひとつの中に複数アイテムをお包みすることも可能です。お気軽にご相談ください。

一回あたり30,000円(税込)以上のお買物をして頂くと、送料が無料になります。

You may also like

Recently viewed