「夏のおもいやりに冷んやりを添えて」暮らしと着物を愉しむコラム『今こそ“着物”』VOL.14 都田恵理子さん
食や美容などライフスタイルの分野で活動する都田恵理子さん(ローフード研究家)による暮らしと着物を愉しむコラムを月に1回お届けしています。
今回は、「夏のおもいやりに冷んやりを添えて」をお届けしたいと思います。
前回は、夏バテ予防に効果的とされる食事の摂り方をご紹介いたしました。今回は、涼しさをテーマに、美容の分野から快適な着物の日々を叶えるヒントをお届けしてまいります。
この時季、同世代の紅子さんと私が必ず盛り上がる話題はもっぱら効果を重視する美容のこと。肌年齢が3歳も進むと言われる夏。慌ただしく奔走する日々を送りながら、自分と向き合うことも忘れません。
この夏の美容トレンドといえば、この自然環境における急な上昇温度のなか、みずみずしくお肌を癒してくれる“軽やかさのある守りのスキンケア”、“ナチュラルに仕上げる簡単で崩れにくいメイク”です。
紅子さんは、酷暑だということを微塵も感じさせないお肌が印象的です。お風呂上がりには、フェイスシートパックを愛用中とのこと。それを聞いてから私もつるん、冷んやりとちょっと贅沢な美容タイムを楽しむようになりました。自分をおもいやるメンテナンスの時間です。
そして、なんと日頃から“脱ファンデ”をキープしているのだそうです。「気になる部分のみコンシーラーのポイントメイクでカバーしますが、日焼け止めは薄く伸ばして、その後はお粉タイプの日焼け止めで化粧崩れを防止します」と。
肌そのものを大切にしていることはもちろん、着物への配慮ということが一層伝わってきます。
おもいやりといえば、ついに、快適性、多機能性を発揮する「スーパークール! 女将紅子愛用の補正」が登場しましたね。つまり着物と今年の暑さを考慮し、さらに快適な素材感を提案したという紅子さん。
着物を主軸に、ひとりでも和装に関心を持つ方が増えたらと、紅子さんウォッチャーとして、そのご活動や配信に注目していますが、心身が健康に向かい、日々を一緒に楽しめる仲間が増えていく。
木下着物研究所は、私にとって自分のウェルネス習慣を見つける場所になっています。
※こちらのコラムは、毎月1回配信してゆきます。
【プロフィール】
都田恵理子(みやこだえりこ)ローフード研究家
オーガニック業界での広報職を経て、体にやさしい食や美容を専門に情報発信を手がける。madame FIGARO.jp などで活動。譲り受けた和装小物や日本の伝統文化に触れ着物に関心を抱く。