「着物を楽に着られるヒント2 」暮らしと着物を愉しむコラム『今こそ“着物”』Vol.4 都田恵理子さん

食や美容などライフスタイルの分野で活動する都田恵理子さん(ローフード研究家)による暮らしと着物を愉しむコラムを月に1回お届けしています。

4回目の今回は「着物を楽に着られるヒント2」です。

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前回は、悩みが尽きない、切実な私のSOSに答えてくれる使いやすくて便利な着装小物の魅力をご紹介いたました。着物生活を送る女将 紅子さんの目利きの賜物から、私の着姿もぐっと進化。進化と言えば、着物のワードローブも秋へと移行中。

そんななか、私をワンランクアップさせる「“お使い”コート」再販の情報が届きました。



陽射しが穏やかになる秋を迎え、朝夕が心地よく過ごしやすくなりましたね。お月見を楽しまれる頃ではないでしょうか。ところが、この季節は体に変化があらわれやすいとされています。

紫外線もまだ強く、疲れ、ストレス、冷え、睡眠など、気温が低下して乾燥が始まるためにトラブルのご相談をいただくことも増えてまいります。

専門家としての視点から、抗酸化など食事の面で環境を整えていく細やかなケアをご紹介し、心身も気持ちも輝いて前向きになっていく姿を見ると、心から嬉しくなります。


先日、「ちょうど “お使い”コートをご活用いただくのにちょうどよい時期かと思いますよ」と、木下着物研究所 代表で着物コンシェルジェでもある木下勝博さんからお知らせをいただきました。

「 “お使い”コート(鼠色漆黒)」が、さらに進化してこの秋、再び登場したとのこと。すでにアイコン的存在となっている人気の羽織ですが、以前、紅子さんが「愛用していると気がつくことも多くって、実はもっとよくしていく予定です。」とおっしゃっていたことが印象に残っていました。

そのお話を聞いてからというもの、ついに不器用な私にやさしく(笑)、とにかくパッと着れて、しかもデザイン性もあるコートが重宝する季節が楽しみでなりませんでした。

コートの詳細は、WEBサイトでじっくりとご覧いただくとしまして、まさに着る人のことを気遣う紅子さんの想いが凝縮されている。そそとした可憐なシルエットと、ストレッチが効いたコットンで仕立てで、重くなりすぎない鼠色と深く艶のある漆黒の2色展開。秋色の着物とのレイヤリングも楽しめそうです。

またひとつ、納得の一着に出会えあえて嬉しく思います。さて、今週のお茶のお稽古ではどの着物を着ようかな、ワクワクしています。 

※こちらのコラムは、毎月1回配信してゆきます。

【プロフィール】

都田恵理子(みやこだえりこ)ローフード研究家

オーガニック業界での広報職を経て、体にやさしい食や美容を専門に情報発信を手がける。madame FIGARO.jp などで活動。譲り受けた和装小物や日本の伝統文化に触れ着物に関心を抱く。