[こちらは「くらしのこよみ 友の会」に2021年6月30日に寄稿させて頂きました記事の転載になります]
鎌倉の古民家で毎日着物生活、木下着物研究所の木下勝博・紅子です。
今、まさに梅雨時期ですが、6月は梅に触れる機会が多い月でした。
まず、くらしのこよみ 友の会の研究員であり、同じ鎌倉のご近所様のしをりさんの梅干しづくりワークショップに参加しました(夫の勝博)。
しをりさんがご準備くださった美しい完熟梅。初めて参加なので、多くの方が3kgのところ、初心者向けの1kgで参加。
1kgの梅を丁寧に洗い、爪楊枝でヘタを取り、塩をまぶして大型のジップロックに入れる。
梅干しづくりは予想以上に簡単。ただ、しばらくの間、梅酢が増えて完全に浸かるまでにカビが出ないように気をつけなければいけないとのこと。
実は大きな容器にたくさん仕込んだ方が日々の管理は楽と伺い、自宅に持ち帰った翌日にさらに梅を1kg購入し、合計2kgホーロー へ。
この上に同量の重石を置き、あとは梅雨明けまでじっくり仕込みます。
ひと月くらい経ち、梅雨明けに天日干しをして、まさに梅干しの出来上がりです。さぁ、初の梅干しはどんな味になりますかどうか?またこちらでもご報告できればと思います。
次に自宅の庭にある紅白の2つの梅から採れた梅を使って梅シロップを作ります(妻の紅子)。
熱湯消毒したガラス容器に洗ってヘタを取って凍らせた梅1kgと同量の粗糖を入れます。
梅と粗糖を交互に入れ、最後に今回もっとも大きな梅を入れておしまい。
こちらは数日で飲めるようになります。
梅シロップ20ccくらいをグラスに注ぎ、炭酸水で割るだけ。汗をかき、ビタミンCがたくさん欲しいこれからの楽しみです。
今日6月30日は、上半期分のけがれを落とす「夏越の祓え」。広田千悦子先生の季節のしつらい教室で作った茅の輪を飾りました。
梅シロップと梅干しを頂きながら、暑い鎌倉の夏も乗り越えたいと思います。