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【紅衣】着物/訪問着 斜めぼかし/空

紅衣 KURENAI オリジナル訪問着 斜めぼかし/空

紅衣 KURENAI オリジナルの訪問着「斜めぼかし」空です。

訪問着というと、一般的に柄の分量が多いフォーマルの着物の代名詞で、なかなか着る場面が少ないという方も少なくありません。
紅衣 KURENAI オリジナルの訪問着「斜めぼかし」は、その名の通り斜めにぼかしてある着物です。
制作工程と柄ゆきから訪問着という名称は使っていますが、いわゆる訪問着とはだいぶ印象が異なります。コーディネートでよりカジュアルダウンできるようにあえて柄をのせずに、色のグラデーションのみで表現しています。

着物の上部は白に近いベージュから始めり、真ん中には薄水色、下部には美しい空色の三段階のグラデーションになっています。グラデーションは、スタイルがよく見えるように横段を斜めに配置し、右肩に向かって配置しています。ご着用される方から見たときに前面も背面も全て"右肩上がり"になるようにデザインしています。そのため、左右非対称のアシンメトリーのデザインとなる紅衣 KURENAI オリジナルデザインです。

職人により1点ずつの手染め

染めは色の再現に抜群の精度を持っている京都の職人さんに依頼しています。
あえて柄のないグラデーションだけで表現した訪問着のため、この着物でとても大切なのは色です。着物もファッションアイテムですから、色の精度がとても大切です。ただ、私たちが職人さんに染めを依頼しようと思った時に、実は表現したい色味を忠実に出すことのできる職人さんはほとんどいません。

それはまず染めという技法の難しさがあります。仮に同じ染料を使っても、気温や湿度の違いや後工程の蒸しの時間など様々な条件によって変化してしまいます。そこをコントロールして、依頼者の欲しい色味を出すことはベテランの職人でも難易度が高いものです。

加えて、私たちが表現したい色味は、今まで着物の世界にあった色とは少し異なるため、そこを共有できる感性を持っている職人さんとなるとなかなかいないのです。

現代の文脈で考える色
現代で着物の着用するシーンの多くは、洋装と一緒となります。
その中で素敵に見える着物の色は、今までの着物の世界の色とは限りません。むしろ、異なることも多くあります。また、その着物をどんな場面でどのように着たいかによっても、求められる色味は変わってきます。
この訪問着は、伝統的な式典の礼装向けというよりも、華やかな帯を合わせて都会のパーティシーンや大切な方と特別な日のお食事、また、少しカジュアル感を意識した帯を合わせてお友達とコンサートや観劇に。そんなシチュエーションをイメージして頂くと分かりやすいかも知れません。
この訪問着は、華やかな着物を着ているから特別なのではなく、着た方を特別な存在に引き立てるための訪問着だと言えます。