新着物市場を創造する「キモノヴィラ京都 -KIMONO VILLA KYOTO-」の取り組み

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外国人観光客が増加する中、京都などで着物レンタルが活況ですが、残念ながら上質でセンスの良い着物を提供するところがほとんどありません。

来る3月8日に京都東山に上質で高感度な着物体験サービスを提供する「キモノヴィラ京都 -KIMONO VILLA KYOTO-」がグランドオープンすることになりました。運営は着物メーカーの京朋株式会社、ブランドのプロデュース業務を木下着物研究所で担当させて頂いております。

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運営企業の京朋株式会社は先先代が “付下げ”という着物のカテゴリーを作り広めたり、羽織専門の反物”羽尺”を考案したりと、その時代にあった先進的な取り組みをしていらっしゃいます。「京朋」という社名にあるように、京都の職人のつながりを大切にしてきた企業ですので、市場縮小と職人の高齢化、技術継承には現社長の室木英人さんも危機感を強く持ち、新たな取り組みを模索してこられました。私自身も今回その想いに共感しお手伝いさせて頂くことになりました。

上質で高感度な着物を”販売”ではなく”体験を提供する”という考え方は、単に物が売れなくなったからレンタルに切り替えるということではありません。
既に生活に必要不可欠なものは全て保持し、むしろ情報とモノの洪水から逃げ出したいと感じている方々も少なくないでしょう。商品やサービスを提供する者として、所有し続けたいモノと(所有せず)体験したいコトの両方があり、使い分けたいというニーズを私自身も持っています。

また、技術継承のためには、継続的に職人さんに仕事をし続けてもらう必要があります。ただ、多くの職人んさんが70-80歳代になった現在、技術を継承するためには若手の職人さんが修行をしながらも、きちんと生活が成り立ってゆく、つまりお金が回ってゆく仕組みが必要です。高度成長期に作れば売れた時代と異なり、若い世代が作り手の仕事に興味を持ったとしても経済的に継続できない仕事では次世代の担い手は育ちません。
そのため、「キモノヴィラ京都 -KIMONO VILLA KYOTO-」では、お客様がご利用頂く毎に作り手にも還元し継承を支援する「キモノ・リーシング・コネクション」の運用を開始します。
作りてから商品を買い切りにするのではなく、お客様にお選び頂きご利用頂くことで、作りてにその利用料の一部を還元してゆきます。

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まず、3月8日に京都東山にて、「キモノヴィラ京都 -KIMONO VILLA KYOTO-」がグランドオープンします。
そして、5月後半には日本橋三越にて期間限定出店を予定しています。その他にも、既に様々な取り組みを計画しています。

人口減少時代に突入し、本当に大切なもの以外には持たないライフスタイルが最先端のトレンドとも言える今、着物に限らずハイエンド商材のレンタルやリース、シェアは当たり前の時代がすぐそこまで来ています。

ぜひこれからの「キモノヴィラ京都 -KIMONO VILLA KYOTO-」の活動をご期待ください。

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キモノヴィラ京都 -KIMONO VILLA KYOTO-
http://kimono-villa.com/

平成二十九年二月十七日
【旧暦一月二十一日/先負(乙亥)】

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