先日のブログでご紹介させて頂いた輪島塗の簪は螺鈿(らでん)を使ったものでしたが、また別のタイプをご紹介させて頂きます。

上記の写真の一番手前は螺鈿ですが、奥の日本は蒔絵を施しています。同じ木地を使っていますが、漆の色と柄によって随分と印象が変わります。

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螺鈿のタイプが黒の漆なのに対して、ペルシャ唐草をモチーフにしたものは朱の漆。上の雪花紋のタイプは白い漆です。写真よりももう少しベージュよりのものになります。

今回、形状としては先にご紹介した菱状のものとこちらの弓なりのタイプともうひとタイプをデザインしました。

こちらの弓なり型は女性の洗練された女性の柔らかさを表現したつもりです。また実際に頭の曲線に馴染む形状に出来ています。

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こちらは木地に下塗りを施した状態です。丁寧に何層にも下塗りをすることで丈夫で長年使用することのできる輪島塗が完成します。

漆器は使用していると傷がつく事を気にされる方も多いと思います。乾燥によってひび割れることを心配される方もいらっしゃるでしょう。器等も日常に使うのであればやさしく中性洗剤で洗って頂くことで陶器や磁器と同じようにご使用頂けるということが、最近私自身も理解できました。

長年使用して仮に傷がつくようなことがあっても、また産地で塗り直すこともできるのです。陶磁器の金ツギとはまた違いますが、ひとつのものを大切にし続ける、まさに”もったいない”精神がここにも根付いているわけです。

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「awai meets japan〜輪島塗を学ぶ日本を学ぶ〜」
開催日時:10月24日(土) 11:30〜13:00場所: awai(港区六本木4-5-7)
定員: 15名
参加費: 無料
ゲスト: 大工素也 蔦屋漆器店
進 行: 木下勝博 awaiクリエイティブディレクター/木下着物研究所
内 容:
「japan=漆」日本を代表する伝統工芸である漆塗の代表的産地である石川県の輪島塗。
今回は伝統工芸を振興するイベント「Japan Traditional Crafts Week」(awaiは10/24〜11/2)に参加し、着物ブランドのawaiと輪島塗の産地がコラボレーション致します。
その一環として、輪島塗産地の塗師屋である蔦屋漆器店の大工素也さんをお招きして、輪島塗を体験して頂くイベントをawaiの六本木のショップで開催します。
当日は輪島塗の基礎知識を学び、陶磁器と漆器の違いを実際体験して頂きます。また、今回コラボ商品である簪の開発秘話などをお聞きします。
お申込: 詳細はこちらをご覧下さい。
http://staff.awai.jp/?eid=60

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