年の瀬のこの数日間、日本を離れていました。

友人の結婚式が海外であり、着付のお手伝いをするために夫婦で着物で渡航していました。
結婚式は熱帯の国で行われたため、ウェディングパーティーは新郎新婦も着物は夏モノで、ご親族様や日本人の参列者の多くが浴衣をご着用になられました。国際的な交友関係のある新郎新婦だったこともあり、半数以上が海外の方々で世界中から様々な地域に住んでいる方々が集まっていました。
そんな中でも、日本人の着物・浴衣姿が素敵だと評判でした。海外の方が洋服を着るには日本人に比べてスタイルが良く映えるのに対して、やはり日本人は着物を着ると、日本人の体型が最も美しく見えるのでしょう。

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例のごとく、私達夫婦は行き帰りの飛行機も含め着物での往復でした。
実は海外の方々の多くは「Kimono」という言葉をご存知の方が多いです。今回も渡航期間中は頻繁に声を掛けられ、写真を撮らせて欲しいということもしばしば。このときに海外の方にとっては、着物と浴衣の違いはあまり意識されていないように思います。

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海外で日本人が着物を着ていても海外の方はあまりびっくりしません。むしろ、海外で着物を着ていることをびっくりしたり不思議に思っているのは日本人だったりします。インドの方がサリーを着ているのを見て素敵だなとは思っても、びっくりしないのと同じです。
海外の方と接して気づかされるのは、着物や日本文化を特別扱いをしてしまい遠い存在にしてしまっているのは私達自身なのだと。

今回の結婚式はとても素敵な結婚式でした。国や人種の壁を越えて世界から集まっており、そこでそれぞれの民族衣装を着て共に時間を過ごす。
グローバル化するということは、結果的にそれぞれの国の違いや個性がより大切になってゆくということになるでしょう。そんなことを感じながら、今年の最後に貴重な機会にお手伝いできたことに誠に感謝です。

平成二十七年十二月三十日
【旧暦十一月二十日/赤口(庚辰)】

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