10月1日付けで独立し、木下着物研究所として本格的に活動を始めてから約一ヶ月が経過しました。

この一ヶ月は気づけば、アッという間でした。
まずは、10月中旬に木下着物研究所の一号案件である銀座三越のリモデルがあったことが大きかったでしょうか。前職場の許可を得たうえで数ヶ月前から準備を進めて来ましたが、自分自身が売場に立たないとは言え、新しい売場作りはワクワクとドキドキがたくさんあります。

次に、外部リソースになったとは言え、古巣の「awai」の支援業務が案外あります。クリエイティブ・ディレクターなる肩書きを頂いておりますが、こちらも現場に立つ事はなく様々なサポート業務となります。特に10月後半はJapan Traditional Crafts Weekがあったこともあり、日頃の「awai」とは少し違ったイベントなどもあり、私自身も新しい発見もある一ヶ月でした。

そして、久しぶりに早稲田大学で「きもの学」の講座をさせて頂きました。学生さん約400人のリアクションを感じながらお話をするということは私は頻繁にはありませんので、様々な刺激を頂いて帰って来ました。ちょうど約400人分の感想文も手元に届きましたので、また後日この場でご報告できればと思っています。

さて、このひと月、様々な場所で多くの方から「独立おめでとうございます!」と声を掛けて頂きます。—ありがとうございます!
その後に続く会話は「そして、これから木下さん何するんですか?」という質問です。

率直なことを言えば「できるだけ仕事をしたくない」です、はい。

「コイツなに言っとんねん!」と思った方、いますよね?

言い直します。「楽しくない仕事はしたくない」です。

「さらに、コイツ何言うとんねん!」と思った方、私もそう思います。

実は、私は興味がないことを続けられない性分の持ち主なのです。幼少の頃から続いた習い事なんてありません。親からも飽きっぽい性格だと良く言われました。学生時代も元々はサラリーマンになる気もなかったのです。

かつて、私は前職の12年間を除いたら、ひとつの会社に3年以上いなかったということをブログで書いた事があります。
正しく書けば、入社時に3年後には辞める計画を立てます。ある目標に達したら辞めると決めるのです。そして、実際にそのゴールに到達したら、次の環境(職場)にシフトしてゆきます。それを繰り返して来ました。
例外の前職は約12年間ですが、本人としては3年間を4回経験したという感じです。それが結果的に長く続けられた理由だと思います。

「で、何やねん?」

失礼しました!本題から話しが逸れました。

とにかく「自分自身が興味がなく、楽しいと思えない仕事はしたくない」のです。

「そりゃ、え〜んとちゃう。それで食ってゆければ」

ありがとうございます。本当にそれで食ってゆけるか、まぁ分かりませんが(苦笑)。

基本的に「興味がないことはできない」性分なので、たぶん食えなくても、興味がないことはやらないのだと思います。若い頃の用に踏ん張りも効かないですし、忍耐力もなくなってきました。

今回のブログをタイトルから見て読まれた方で、もう少し具体的な戦略的なことが書いてあると期待された方もいらっしゃったかも知れません。ごめんなさい、今回はご期待に沿えないと思います。

今後、このブログでそれっぽいことも書く事もあるとは思いますが、今日は書きません。

木下着物研究所は、言わば私自身ですから、私が続けられる事でないとできません。
そのためにはまず私自身が興味のある事をやる、そこが大事なのです。

夏休みの自由研究。
日記とか地道なことは苦手でした。興味がないことが課題だと、8月30日までできないタイプでした。
その替わりに”子供発明コンテスト”みたいなものを課題に選ぶ事が多かったです。好きにいろいろ考えて、工作したり、発明したりしていました。

振り返ってみると、今とあまり変わっていないですね(笑)。

まだ、始まってひと月ですが、私にとっての自由研究、それこそが木下着物研究所なのかと。

そんな、木下着物研究所ではありますが、もしお付き合い頂けそうであれば、今後ともよろしくお願いします。

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