昨夜、琴奏者の「中しまりん」さんの今年最後のライブに行ってきました。

「中しまりん」さんとのお付き合いは数年になりますが、今までにはイベントで演奏をして頂いたり、私がプロデュースした着物ブランド「awai」の六本木のショップ五周年記念でテーマ曲の「仄か」を作って頂いたりしました。年に1〜2度のライブには伺うようにしています。昨夜も素敵な着物姿と演奏でした。

さて、昨夜のライブのタイトルが「春待月(はるまちづき)」でした。春待月という言葉は最近使われる事が少ないですが、ご存知でしょうか?
12月のことを師走と言ったり、限り月と言ったりします。春待月とは旧暦で12月のことを指しました。

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<ライブ終了後、中しまりんさんとメンバーとご一緒させて頂いた方と>

現代の日本人の感覚では、冬は12月〜2月という感じでしょうから、12月が春待月というとあまりピンと来ないかも知れません。明治初期まで使われていた旧暦では、冬は10〜12月のことを指し、春は1月から3月を指しました。お正月を新春と表現をするのは、1月が春の始まりだからです。

つまり旧暦12月は1月から始まる春の前の月だから、春待月と言ったわけです。同様に旧暦では12月のととを梅初月(うめなつづき)とも言いました。四季と共に生きている日本人らしい表現です。

今日は旧暦では11月8日。冬は折り返し少し手前まだまだ寒くなりそうです。春が待ち遠しいと思った一夜でした。

平成二十七年十二月十八日
【旧暦十一月八日/赤口(戊辰)】

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