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一昨日、先月9月末まで12年間勤めました創業1897年の博多織元 株式会社岡野の期末報告会に参加して来ました。

半期に一度、製造から事務方、営業、販売の全社員が一堂に会して行う半期の報告会。会社としては製造も販売も全て止まりますが、社員が同じ空間で共に時間を過ごす貴重な機会です。9月末で決算を迎え、前年度の報告を行います。
私としては取締役事業部長として、社員の皆さんへ最後の期末報告と12年間お世話になったご挨拶をして参りました。

12年前は社内も業界の状況も今とはかなり風景が異なりました。市場規模も今の2倍以上、60〜70代の職人さんもそれぞれ12歳若かったわけです。
今の社員さんで年配の職人さんを除くと私より先にいた方はほんの数名。気づくけば随分と古株になっていたのだと思いました。

東京出身の私が福岡県の伝統的工芸品の会社に関わり始め、当初は2〜3年のつもりが結果的に12年。ここまで勤められたのも長年の友人であり同社の代表である岡野博一さん、そして亡くなられた会長や会長の奥様、専務の白石剛太郎さん、そのお父様である白石洋一さん、弟の賢二郎さん他、古くから関わっている職人さん達、そして、社内外の様々にご支援頂いた方々が信頼して小売事業の立ち上げを任せて下さったからこそでした。
古い歴史のある産地と会社が元々が着物業界にも小売に関しても全くの素人であった人間にここまでの経験を普通であればさせて頂けないと思います。私の人生において、ここまでの大変貴重な経験をさせて頂けたことには、本当に感謝の言葉しかありません。

10月に入って既に3週間程経ちましたが、実は私自身があまりピンと来ていませんでした・・・。最後のご挨拶も感極まりきちんとした挨拶にならなかったかも知れません。今でもまだまだ上手く言葉にできないのですが、今回の博多訪問で、自分の中の改めて気持ちの整理ができたような気がします。

今後は、今までの経験とご縁を無駄にすることのないよう、微力ではありますが博多織を含め全国の染織産地や伝統工芸の方々に別のカタチでご恩返しができればと思っております。今後ともみなさまご指導の程よろしくお願いいたします。

【着物・和装】
【伝統工芸】

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