10月24日(土)からJapan Traditional Crafts Week 2015が始まりました。

既にブログでご報告の通り、今回私がプロディースしています六本木のawaiでは輪島塗とのコラボレーションをしています。初日は輪島塗の塗師屋である蔦屋漆器店の大工素也さんをお迎えしてイベントを開催しました。

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お陰様でイベントは事前に満員御礼となりまして、当日は店内が多くのお客様でいっぱいになりました。

イベントでは、大工さんに漆器や輪島塗の基礎知識や製造工程についてお話しをして頂いた後に、参加者の皆様には実際に様々な輪島塗に触れて頂きました。

例えば、漆器と磁器に熱湯を注ぎ、熱伝導率や放熱の違い等を参加者の皆さんにも体験して頂きました。熱湯をいれた磁器は持てないほど熱くなりますが、熱いという事は同時に放熱しているということですので冷めやすくなります。一方、漆器はそこまで暑くならないため、逆に冷めにくいということでもあります。

日頃、あまり意識する事なく磁器を使っていることも多いですが、磁器や陶器、漆器などそれぞれの素材によって特性が異なります。同じ漆器類でも高級品である輪島塗は、ガラス質の珪藻土を地の粉を使いしっかりと下塗りをしたり、強度が求められる部分には布を巻いたりすることで長年使用しても劣化しにくく、かつ木地自体を傷めずに塗り直しを可能にします。

メンテナンスや塗り直しなどを行う事で代々使用して頂ける輪島塗は、着物と同様に大事に”もったいない”精神を体現する、日本文化の象徴的な存在のひとつだと改めて思いました。

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さて、イベントでは今回コラボレーション商品として私がデザインさせて頂いた簪(かんざし)を皆さんにご覧頂きながら、実際に着物を着て参加して下さったお客様に試してみて頂きました。今回の簪は着物だけではなく、洋服のときにも使って頂けるようにデザインしましたので、ぜひ着物をご着用されることが少ない方にもご覧頂きたいと思います。

現代の生活からは遠くなってしまっている漆器ですが、このような機会が漆器に触れて頂くきっかけとなればと思います。

明日以降、11月2日(月)まで六本木のawaiで、今回コラボレーション商品の簪や輪島塗の漆器のご紹介をしております。また、Japan Traditional Crafts Week 2015は、11月3日(火)まで都内各所で様々な伝統的工芸品をご紹介しています。スタンプラリー等もありますので、週末に各所を回って伝統的工芸品に触れてみてはいかがでしょうか?

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